歯周病とは?

日本人の成人が歯を失う原因の第1位に挙げられる歯周病。 原因は、歯周病菌という細菌です。一口に歯周病菌といっても種類が多く、 中でも気をつけなければいけないのは歯周病を重症化させてしまう 「レッドコンプレックス」とよばれる歯周病菌グループです。
これがお口の中にあると、症状が深刻化してしまうか、 もしくは将来的に深刻化するリスクが高いことを意味しています。

レッドコンプレックス
とは

歯周病菌は毒性の強弱やはたらきなどによって、数十もの種類があることがわかりました。 これらを歯周病との関連性の強さの順に6グループに分けたとき、 頂点に立つほど病原性が高いグループのことを危険度の高い「赤」で表現し、 「レッドコンプレックス」といいます。
レッドコンプレックスには「P.g.菌」「T.d.菌」「T.f.菌」の3種類が属していて、 最も注意が必要なのは「P.g.菌(ジンジバリス菌)」です。

P.g.菌とは

P.g.菌は歯周病を重度まで進行させ、さらに全身疾患とも関係性が深いことが報告されています。 九州大学らによるマウスを使った研究では、P.g.菌を投与したマウスとしていないマウスを 比較する実験を行った結果、認知症とも関連があることがわかりました。

歯周病と全身疾患
との関連性

歯周病は、お口の中だけでなく、全身の健康にも深く関わる病気であることが明らかになっています。
歯周病菌が出す毒性物質は、歯ぐきの毛細血管から血流に乗って全身を巡り、以下のような重大な疾患の発症や悪化に影響を及ぼすといわれています。

歯周病との関連
が報告されて
いる疾患

動脈硬化

狭心症・心筋梗塞
などの心疾患

糖尿病

誤嚥性肺炎

低体重児出産・早産

アルツハイマー型
認知症

肥満

骨粗しょう症

特に糖尿病とは相互に悪影響を及ぼすことが知られており、歯周病があると血糖値のコントロールが難しくなり、糖尿病の症状が悪化することがあります。逆に、糖尿病の方は免疫力の低下などにより歯周病が進行しやすいため、早期の発見と継続的なケアが非常に重要です。これらのことからも、歯周病の予防や治療は、お口の健康を守るだけでなく、全身の健康維持にもつながるということがわかります。

当院では、予防ケアを重視し、定期的な検診とクリーニングによって、歯周病の早期発見と進行予防に努めています。
「最近歯医者に行っていない」「歯ぐきの腫れや出血が気になる」といった方は、ぜひ一度検査を受けてみてください。

全身疾患を予防するため
歯周病菌PCR検査をおすすめします

歯周病菌について詳しく調べられる 「歯周病菌PCR検査」を受けて、 健康のためにお口の状態を確認しておきましょう。

メリット

  • 将来かかるリスクのある病気の予防 歯周病菌を知ることで、関係性の深い全身疾患についても発症と悪化のリスクを推測でき、予防につなげられます。

  • 予測される症状に適した治療が可能 歯周病菌の種類によって、歯周病になったときの進行具合や悪性度の見当がつきます。予測される症状によって、お一人お一人に適した治療を行うことができます。

  • 効率的な治療ができる薬剤がわかる 治療の対象となる歯周病菌の種類がわかるので、それに対して高い効果が得られる薬やケア用品を使うことができます。

  • 治療の前後で効果が確認できる 歯周病菌の数の増減などによって、治療の効果が判定できます。今後の通院頻度なども予定が立てやすくなり、歯周病を効率的に予防できます。

費用

  • 検査料/回:3,300円(税込)

Orcoaでの検査

当院では、PCR法によって細菌を遺伝子レベルの高精度で検出できる「Orcoa(オルコア)」という口腔細菌検出装置を導入しています。歯周病菌のDNA検査ができ、レッドコンプレックスの中でも特に注意が必要なP.g.菌があるか、またその数がどれくらいか、ということがわかります。
また、インプラントの術前検査やインプラント歯周炎予防のための細菌検査、歯周外科の治療前にも使用いたします。

検査手順

  • 歯と歯の間に歯間ブラシを数回通すだけで検査ができます。

  • 検査は院内で完結でき、45分ほどで結果が出ます。外部の機関を介さないのでスピーディーです。

歯周病は初期の自覚症状がわかりにくく、気づいたときには大きな病気になっていることもあります。
また、簡単な検査を受けるだけで、歯周病だけでなく、将来的に潜む全身疾患のリスクも把握できます。
お口の健康はもちろん、全身の健康のためにも、一度検査を受けてみませんか?
一歩先の予防と対策で不安の少ない快適な生活を送りましょう。

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